ベンチャーHR

サイバー・バズの人事部長小河原英貴のブログ

メンバーの化けさせ方

バズ常務近田に、絶対に読むべきと言われた「エンゼルバンク」。ちょっと遅くなってしまったがコツコツ読んで読了した。

エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(1) (モーニング KC) | 三田 紀房 | 本 | Amazon.co.jp

 

あるキャリアエージェントを舞台にしたマンガだが、
このマンガの中で一番刺さったページを紹介するとここ。

主人公の会社(従業員1000人程度?のキャリアエージェント会社)の人事部長・前田の言葉。

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10年後に会社を変えちゃう社員って1~2年目はパっとしないもんでね。どうしてだと思う? 人ってね、化けるんだよ。みにくいアヒルの子が白鳥になったように、人って大化けすることがあるんだよ。誰が化けるかなんて初めはわからない。だから、採った社員をどう化けさせるか、それが人事部の本当の仕事。ではどうやって社員を化けさせるのか? 何も難しいことはない、すごく簡単、基本的なこと。失敗させればいいだけのこと。有能な人は思いっきり失敗すれば自分の至らなさに気がつく。自分で気がつけば本気になる。本気になれば人は変われる。人は化けられる。部下に必死にアドバイスしても部下は変わらない。千回のアドバイスより一回の失敗だよ。一生化けられない奴は失敗を自分の失敗だと受け取らない。失敗を認めず責任逃れをする。こういうタイプは絶対に本気にならない。最後までダメ社員で終わる。そういう奴は重要な部署には行かせず出世もさせない。いい上司っていうのは緊張感を与えて『これをやれ』とだけ命じられる人だよ。部下の失敗を覚悟してる。部下を一度谷底に突き落とすのが僕が考える理想の上司なんだ。ここで人事部の出番。人事部の仕事は失敗してもいい雰囲気を社内に作ること。谷底から這い上がってきたら崖の上に花畑を用意してあげること。うちの会社では今いる部署で大きな失敗をした後に希望の部署に異動させたりしている。 
≪一部編集しました≫

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私の周りを見ていても、大きな失敗をしてから、本当に意味で危機感を持って自分で考え行動し、それこそ人が変わったように活躍する人が多い。

 

どれだけ大きな失敗に耐えられるかの本人の許容量、そこから這い上がる力(逆境力)、そしてそれを見越して今の本人よりも少し背伸びした仕事を与える上司。

そして、それらを踏まえた人材採用と育成の仕組みを創るのが人事の仕事。

 

大きな失敗を経験するために、そもそも失敗することを恐れている環境ではその一歩も踏み出せない。それは「失敗してもいい」と言葉で言っているだけではダメで、失敗してもそれがポジティブなチャレンジの結果ならセカンドチャンスを提供していることをもっともっと発信してカルチャーにしていかなくては。

 

「恐れずにいこう!」ではなく、「恐れずにやることが当たり前!」の組織へ。